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蔵六面工房のこと

 蔵六面工房は、昭和53年に初代の木村蔵六が始めたものです。初代は昭和25年上山市生まれです。

蔵六(ぞうろく)とは『六つの宝を蔵してる』事で、なかなか目出度いでしょ。亀の事も実はそう呼びますが、亀も万年生きる吉祥の代表です。

 作っているのは張子(はりこ)というもので、昔から伝わっている方法です。以前、若い女性記者が電話をかけてきてね、「あのう、ハリミンコを作ってらっしゃるクラロクさんでしょうか?」

張子面なんて、知らない人が増えました。(それにしても「ハリミンコ」って何だ?)

 張子は、型に紙を張って、乾かし、型からはずし、それに彩色して作る人形や面のこと。

当工房では、紙のみ専業の紙漉きさんに手漉きで作ってもらい、あとは型作りから完成まで、総て自分の所で手仕事でやっています。始めた時から新しい顔の面、新しい形の人形を作っていて、いまだに毎年増えますので、もうじき蔵六たちの居場所が無くなりそう、、、というような工房です。

人物
初代 蔵六

   木村 栄一

 

1950年10月3日〜

 2012年12月9日(享年62歳)

 

二代目 蔵六

   木村 菖一郎

1986年6月2日〜

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